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EPスーパーディモナ(モーターグライダー機体のみ)¥33,000

女性美的な、優雅なスタイルで大空をフライトしてみませんか? 電動パワーユニットがゆったりとしたフライトを約束。
FRP製胴体は優雅なスケール感を醸し出します。 グライダーファンに、是非どうぞ・・・。


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スーパーディモナ2400 製作方法
平成20年 8月22日 作成 田辺広幸
■テクニカルデータ
スーパーディモナ2400
●全幅:2,400mm ●全長:1,090mm ●主翼面積:40.34dm2 ●全備重量:1,950g(例題機は1895g)
●パワーソース:モーター:LH3648STA KV値900 ●電池:リチウムポリマー3セル2,200〜3,200mAh
●プロペラ:APC10×5.5E ●RC装置:JR PCM9X 受信機:JR R900 ●サーボ:LH38マイクロサーボ×2
●JR DS811×2 ●アンプ:LH30A

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実機スーパーディモナはT尾翼、ボリュームのある胴体形状、独特なノーズギヤなど一見してそれとわかる個性的な機体を生産しているダイアモンドエアクラフト社製のモーターグライダーで、日本国内でも数多く飛行しています。本機はその優雅で個性的なスタイルを電動ARF機として再現したものです。

■パッケージの内容
機体はほぼ完成状態で、主翼接合用カンザシパイプ部の加工、脚取付部の加工、胴体内リンケージ、キャノピーのカットまで施されています。その他、塗装済みスパッツ、タイヤなどを含むリンケージ類や小物パーツおよび写真付き取扱組立説明書がパッケージされています。(写真1)
(写真1)
主・尾翼、胴体、キャノピー共にほぼ完成状態

■使用機材
パッケージには電動機用機材は含まれておりませんので、メーカー推奨のブラシレスモーター、エルロン用9gマイクロサーボ等、必要な電動機用機材を準備します。表1、写真2、3はこの機体以外に筆者が購入した機材・パーツ類です。これらは本機を製作するに当たって必須なものではありませんが、購入する際の参考にはなるかと思います。
プロポの方も「最新の2.4GHz版を」と思ったのですが、製作時点でまだ発売されていませんでしたので従来の72MHz版を使用します。(JR製DSX9は8月中旬販売開始)
(写真2)  (写真3)
使用機材例、エルロン用サーボと延長コード          今回使用したアストロホビー製ブラシレスモーター

本機は前述のように主要な工作部分は全て完成済みですので、製作は短時間で終了します。ただモーターの取り付けや一部のドレスアップに多少の工作が必要でしたので、その部分について簡単に紹介します。

■モーターマウントの製作
モーターをそのまま機体に取り付け、市販のコレット式プロペラアダプターを使用してスピンナーをつけようとすると、スピンナーが前方へ15mm以上張り出してしまいます。機能的には問題ないのですが、せっかくの流麗な機首がこれでは「んっ?」ですよね。
そこで図1、写真4、5のように簡易なモーターマウントを製作し、機首部分も少し加工してモーターを若干後退させました。
この方法ですとマウントごとモーターを外してメンテナンスも行えますし、マウント自体を少し削るとサイド・ダウンスラストの調整も比較的簡単です。
もちろん機首のラインはすっきりします。(写真6)
(写真4)  (写真5)  (写真6)
モータマウントの工作                    機体側モーター取り付け部の工作                すっきりまとまった機首部分

■おしゃれは足元から
本機にはFRP製のスパッツが用意されています。ただ中央の繋ぎ目が気になりますので、ちょっと手を入れます。繋ぎ目を中心に全体を軽くサンディングして塗装を落とし、段差があるようならポリパテ等で埋め、缶スプレーのプラサフで下仕上げをして、やはり缶スプレーの白で仕上げます。(写真7、8)
足元がきりっとしていると全体が引き立ちます。(写真9)
(写真7)  (写真8)  (写真9)
スパッツの繋ぎ目部分をサンディング仕上げ          最後に白の缶スプレーでお化粧直し               ひきしまった?足元

■胴体の仕上げ
そのままでも十分魅力的なラインを持つ胴体ですが、ここもFRPの繋ぎ目がちょっと気になります。スパッツのように仕上げるのは少し面倒なので、マスキングして継ぎ目のところだけポリウレタンの白を2〜3度、刷毛塗りします。これで結構目立たなくなります。(写真10)
表面がベルベット調仕上げの操縦席は計器板シールを貼り付け、内部を好みにドレスアップしてからカット済みのキャノピーをエポキシ系接着剤で接着します。
 この時、固定用のビスにアクセスできるよう穴を開けておくと後々便利です。(写真11、12)
もちろんコックピット内に全身パイロット人形を載せるとぐっとスケール感がアップします。
サイズ的にはリカちゃん人形を一回り小さくしたものがフィットします。筆者もサイズ合わせで何体か購入してみましたが、そのたびに「プレゼント用梱包しましょうか?」「いえ、自分用なので」「えっ?!」...この会話に疲れ?、結局は載せてあげられませんでした。 
また機体全体が白一色で少し寂しいので、気に入ったレタリングやロゴシールでドレスアップします。(写真13)
(写真10)  (写真11)  (写真12)
胴体の継ぎ目は写真のようにマスキングして、         操縦席内部の仕上げ、やはり全身人形を乗せてみたい       キャノピーにドライバーがアクセスできる穴を開けておくと便利
白ウレタンを刷毛塗りすると目立たなくなる

(写真13)
レタリングやロゴシールで好みのドレスアップ

 

■リンケージ
 ロッドもサーボベッドも完成済みですので短時間で終了します。そのなかであえて注意点をあげると...
・各舵のホーンの取付位置を基本通りに行う。(ホーンの取付穴も加工済みですが、後方に寄っている場合は、穴を開け直してヒンジの中心線とアジャスタピンの穴を合わせる)
・エルロンサーボの延長コードは主翼脱着の際に引っ張られ、抜けやすいのでコネクタ部分に抜け止めを施す。(筆者は糸で結んでいます、安価〜♪。写真14)
・テールヘビーの傾向がありますので、バッテリーは可能な限り前に積めるようにします。2,200mAhクラスのリポバッテリーを使用した場合は、機首に50g以上のバラストが必要になります。(写真15)
(写真14)  (写真15)
延長コードのコネクタ部分は必ず抜け止めを施しておくこと     胴体内のリンケージ、電池はできるだけ前方へ

 

■フライト及びセッティング
 まず説明書通りの舵角、といっても角度で示されていて、まさか三角関数でsinθうんぬん...なんてことは面倒なので、「経験上このくらいかな?」でセットし後で修正することにします。もちろん最初は機体自体の特性を見るためコンピュータプロポのフライト修正機能は未入力で行います。
テストフライトは真夏の昼間です、アンプや電池の温度上昇が多少気になりますが、まずはフライトさせて様子を見ることにします。多少長めの離陸滑走の後、緩めの上昇角で上昇させます。予想していたよりも速度は速く、エレベータもよく効きます。性能よりまず感じたのはその飛行姿勢の美しさです。
細くしなやかに伸び先端にウイングレットを持つ主翼、曲線を多用したボリュームのある胴体、おしゃれな降着装置、比喩はおかしいかもしれませんが、まるで女性のファッションモデルのようです。(写真16、17、18)
(写真16)   (写真17)  (写真18)
安定した飛行、赤く塗られた小さなウイングレットで姿勢がよくわかる   ボリュームのある胴体としなやかに長い主翼が美しい        安定した姿勢で着陸寸前の本機

本題の飛行特性の方に目を向けると、旋回時、若干バンクの外側に機首を向けようとする傾向が見られます。エルロン操作と機首の向きが逆になる現象(専門用語ではアドバース・ヨーというらしいですが)で、バンクの外側にある下がったエルロンが主翼をあげる揚力と同時に抵抗を発生するため後ろに引っ張られるのが原因です。
本機のように胴体の割にスパンが長く比較的低速で飛行する機体に出やすい現象だそうです。これはフライト修正機能で修正できるので程度だけ確認し、着陸に移ります。本機は胴体以外グライダーそのものなので、スポイラーもフラップも無い着陸進入は非常に延びます。やはりエアブレーキ位は最初から設定しておくべきですね。心配した電池とアンプの温度も熱いながら触れる程度で、35℃以上の炎天下でこれなら心配ないと思います、機首のエアインテークによる胴体内のすきま風?が効いているのかもしれません。
さて早速セッティングを行います。エルロンとラダーの舵角を増やし、エレベータは逆に減らします。機首の向きについては、エルロン−ラダーミキシングとエルロンの下げ角を減らすエルロンディファレンシャルの2通りの方法があります。前者は強引に機首を向ける方法で確実ですが、機首を旋回内側に巻き込みやすくなります、後者は原因となる抵抗自体を減らしてやる方法です。
本機はスタイル、飛行性能共に、容姿端麗なれどラフに接するとそっぽを向く..まるで女性そのものです。強引な方法だと逆切れ?されそうなので原因自体を減らす後者のエルロンディファレンシャルでセッティングし、それで対応しきれないときにラダーミキシングを行うことにします。
エルロンディファレンシャルは抵抗も減らせますが同時に揚力も減少するので、これも効かせすぎると旋回時機首が下がります。本機の場合、エルロン上下差3mm程度のセッティングで機首の上下なくスムーズに回頭し、ラダーのミキシングは不要です。
着陸進入もフラップシステムとオートランディング機能を使い両エルロンをエアブレーキとして利用すると高度処理が楽になります。表2に筆者のセッティング例を示しています。機体の個体差はあると思いますが、この値をベースとしておけば初回のデート?からひじ鉄をもらうことはないと思います。

■最後に
 ちょっと「ドキッ」としたことを報告。アンプの設定を行っているときに、誤ってスロットルスティックに触れ、作業台上でモーター全開!胴体だけ2m程すっ飛んでしまいました。幸い前方に置いていたキャノピーに傷を付けたくらいで怪我もなかったんですが、もしこちらに向いていたらと考えるとぞっとします。電動機は操作電源をモーターと共用しているものが多いため、リンケージ時や各種セッティング時にもモーターが回る可能性があり注意が必要です。最近はハイパワー化が進み、エンジンに換算すると50から120クラスのものが、配線されていれば室内でも回ってしまい非常に危険です。常識かもしれませんが、プロペラはフライト時のみ取り付けるように心がけたいものです。
 





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